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東日本大震災被災者から、熊本地震被災された方々へ

私は東日本大震災で被災し、地震によって家屋が全壊となりました。避難所生活をし、そして原発によって家族と離れることになり、家族ではなくなりました。とてもつらい想いをしました。たった今、熊本地震が起きている事を受けて、私が体験した失敗を踏まえて、熊本で不安な気持ちの方々に、一歩踏み出してほしいと思い、書き綴ります。

震災は終わっていません。まだまだ始まったばかり。

マラソンで言うとスタートラインです。ゴールは誰しもが見えないところにあります。人それぞれ選択の余地があります。あきらめないでください。このページを読んで元気を出してください。福島からも震災で被災者対応を行ったベテラン職員がそちらに向かっています。支援物資も向かっています。一緒にがんばりましょ!

今判断が必要です!

私は地震の専門家でもないですが、ニュースを見る限り、熊本地方には断層がたくさん存在しています。しかも余震や本震が後を絶たず、収束するには時間がかかるでしょう。私も車中泊で数日間すごしましたが、とてもストレスです。時間がかかると、これらのストレスやショックなどから、息を引き取られる方も出てきます。
少しでも動きが取れるのであれば、他地域に移動することを強く勧めます!! 親戚や親族、仲良しの友達など、どこでもよいと思います。行き先がないなら、それでもいいじゃないですか。少し離れた場所で家を探しましょうよ。ゆっくり睡眠できるところで、今の生活再建をはかりましょう。絶対そのほうがいいです。
地元の復興は、地震がおさまってからでいいのです。今やろうとしても絶対うまくいきません。だって地震が終わっていませんもの。まぶっていても、何も変わりません。

家族は離れてはなりません。

私は原発影響でめにみえない放射能と戦ってきました。どれだけ影響するのか、わからない。直ちに影響を及ぼすことはないだろう。その言葉だけに苦しめられました。私は一家の主として、仕事をつづけ、家族は避難させました。避難した家族は、『ふくしまからきたひとは、放射能がついてるから近寄るな。』そんな事を言われたそうです。避難せずに、家族のために仕事をしていると思っている一家の主も、毎日毎日、想い悩みます。今頃何をしてるかな。だんだんと敬遠がられてゆき、離婚という言葉にぶち当たります。こうやって離れるという決断をした人が私だけではなくたくさんいるんです。
避難するなら、大事な家族を守りたいと思っているならば、一緒に行動すべきです。一緒にいれば、きっと良い方法が見つかるはずです。

とどまってはだめ!とにかく動け

とてもつらい想いをされていらっしゃると思います。動きずらい、悲しみ。それはよくわかります。でもそれを押し切って、あなたが動かないでどうするのよっ! 避難所で寝てる人、起きてください! 寝てる場合じゃありませんよ。
人間はやりがいを持つと、がんばらなくっちゃという気持ちになるんです。ぜひ自分の役割を自分で探してください。できないことをすることはありません。できることをやればいいのです。支援物資を待つだけではなく、仕分けに手伝うとか、掃除をやるとか、コミュニケーションをとってみるとか、笑顔活動をするとか、歌をうたうとか。一人一人がやれることはまだまだあるはずです。助け合うんです。

待ってちゃダメ!

新しい情報は、来るのを待つのではなく、自分で探し出すのです!
そして早く自立することを考えるんです!
みんなここにいるから、という理由で安心してはダメです!

避難所の生活

私は数か所の避難所を転々と移動しました。最初の避難所に到着した時には、大きな体育館にすでに人はあふれ、座ることも歩く事もなかなかできない状態でした。最初に感じたのは、ここは戦場だと思いました。次の避難所に行ったら、子供の声がするたびに、咳払いをしたり。。。ストレスがたまってくるんですよね。そしてまた次。。。そんな生活を送りました。子供もいたので、子供をあやすために、たのしい音楽をうたったり、ずいずいじっころばしとか。やりましたが。他の避難所生活を共にしている方には、悲痛な声に聞こえてしまうこともあります。
そして、どうにかしなくちゃと、体にむちをうって、うごきはじめました。たまたま行き当たりばったりのお店(無線機を売っているお店)で友人に会い、たまたま空いていたアパートを紹介していただき、そこに速攻入居することが出来ました。小さいおうちだったけれども、避難所に比べてしまうと、まさに天国です。
あのとき行動していなかったら、避難所から抜け出すためにはさらに時間がかかったのだろうと思います。避難所は盗難にも注意ですよね。。。ずるい人たちは、すぐそこに居ます。
それから、避難所は安全ではありません。いろんなものが落ちてくる可能性があります。えーーー うそでしょー?っていうものが落ちてきますよ。
ここでは言いたくありませんが、避難生活が長期化するにつれて、お年を召された方々の体力が奪われてゆきます。昨日までは元気だったのに、朝起きたら息をしていないということが、どんどん出てきます。さらに悲しい想いをしたくなかったら、行動してくださいよー!

新しい土地での生活

東日本大震災で使用していた応急仮設住宅があります。だいぶ空もふえてきた?という話もお聞きしています。市や県の職員の方は、空いている部屋に入居できないかどうか、おそらく検討して頂いていると思います。
オスプレイにのって、福島までひとっとび! という事もあるかもしれませんね。その時には是非お越しください。最初は抵抗があるでしょうけれども、まぁとりあえず3か月とか半年ぐらいの気持ちで移住するのもいいかもしれません。福島はいいとこですよおお!

情報は自分で吟味です。

多様な情報が飛び交います。しかも嘘きわまりない情報まで炸裂します。何か情報を耳にしてもまずは疑いましょう。そして本当?って疑問に思ったら、自分の目で見て確かめてから真実を掴み取りましょう。うわさ話は、あくまでもうわさです!
格安で撤去するとか、補修するとかいって、お金をだまし取る奴らが絶対現れます。気を付けて!!

記録は大事!写真を撮っておいて!!。

そんな気持ちになれませんよね。でもこれから重要な手続きにはいります。りさい証明書を取得するのですが、その時に証明となる写真が必要になるんです。このりさい証明書は、震災にかかわるありとあらゆる手続きに使用します。
実は私の友人なのですが、震災で全壊相当だったのに、自分で壊して、すぐに新地にしてしまったのです。写真が無かったのでり災証明書を発行していただくことができず、義援金を受け取れないし、生活再建支援金も受け取れないことになったのです。
家屋が壊れたのであれば、どこがどのぐらい壊れたのかが分かるように、写真を一杯とっておいてください。絶対無駄になりませんよ。

どぞー


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Last-modified: Tue, 27 Dec 2016 01:33:54 HADT (938d)