TCM3105TCM3105とはTNC-22で使用されているFSM MODEM ICである。無線機で受信したAF音はこのICで復調されデジタル化される。 データシートTNC-22での使われ方接続TCM3105NL
モード選択TRSとTXR1,TXR2の3ピンの状態で送信のビットレートと受信のビットレートを選択できる。 今回の接続の場合、送信受信共に1200bpsモード。周波数は1200/2200Hz となる。 ブロック図から読み取れる事受信側
以前、PICTNCとKPC9612の性能がどうしてもPICTNCの方が悪いという結果がでている。これは、PICTNCではローパスフィルタはおろか、受信フィルタもないし、位相補正なんてやっていない。ゼロクロス検波だけでパケットを受信している。これではどうやっても KPC系列TNCやTNC-2*系列の復調に差がでてしまう事は容易に考えられる。 送信トランシーバの音声帯域(1200Hzと2200Hz)のレベル差が無い信号を受信すれば、PICTNCでも同様の性能が取れるのかもしれないが、ちょっと悪目の信号にたいしては、PICTNCでは負けてしまう。 メーカ供給状況TCM3105は既に製造中止。代替として、FX614をつかった記事をみつけた。ここ MX614というのもあるね。 参考回路 |