MsFB/ToneDecoder
トーンスケルチは、メーカ製造のICを使っている時代があり、自作してDIP基板で作り上げた時もあった。さらにはSoftTSQのように、Windowsアプリケーションに進化した。そして今に至る。Windows上で動作させるアプリケーションはやはりCPUの負担となる事も少なからずあっただろう。やはり専用のハードウェアと比べたら安定性や速度といった面でかなうものは無い。PICマイコンをかじり尽くし、さらにはPSoCマイコンに手を染めていたとき、SparkFun GAINERという基板に出会った。そしてトーンスケルチが容易に実現できる時が今来たのであった。
まずは、MsFB/ToneDecoder/ビデオクリップをどうぞ。
上はウィルコムコンパクトPCカードタイプの通信カード。これと、SparkFunGainerを比較してみた。下にあるレッドの基盤が印象的だ!。これにトーンデコーダーを載せてしまおう!かなり小型化されて、場合によっては無線機の中に埋め込む事も可能になるだろう!(2009/6/4)
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概要
- 個人的にはあまりトーンスケルチは好きではないが、2009年3月に行われたバンドプラン改正によって、インターネットを介す通信はVOIP区分で行うことになった。(詳細はこちら=>VOIP周波数利用区分)。今までは実験研究用の使用区分を使っていたので、既存のアマチュア無線局に妨害を与える可能性が考えられたが、VOIP区分になったことによって、基本的にはVOIP仲間同士で混信・妨害を与えないようにすれば良くなった。
このVOIP区分はかなり狭い帯域であり、現状のVOIP人口を考えると、全てのノード局が限られた周波数にマッピングされるというのは、現実的に厳しいものがある。
ある程度はトーンスケルチやDCSなども使うなどして、効率的にVOIP区分を使ってゆきたいと願い、ToneDecoder回路の実現性を追及した。
最近、PSoCというものを使っている。これはPICというマイコンの中にアナログ素子が入り込んだようなもので、フィルタなどが容易に実現できる。これを活用して、トーンスケルチを実現したのである。
作業進捗と今後の予定
SparkFun Gainer上にソフトウェアを実装 | 100% |
USB経由ファームウェアアップデート対応 | 100% |
IC-2350Jのマイク端子に接続 | 100% |
DATA端子付きの無線機に接続 | 100% |
キャリブレーション値のFLASHに保存 | 100% |
キャリブレーションの試験 | 100% |
トーン検出試験 | 100% |
接続回路図(手書きでゴメン) | 100% |
WiRES6074ノード無線機で運用試験(88.5Hz) | 100% |
トーン切り替え実装 | 100% |
入力レベル最適かどうかを示すものが欲しいね | 100% |
- トーン切り替えは、USB接続で行います。
COMポートとして認識されます。ターミナルソフトを使って行います。
(今までのトーン選択はスイッチで行っていましたが、配線も面倒だしね。最低でも6本から7本ぐらい必要になるので、やめました。)
- 電源は5V入力が基本となります。
無線機から入力する場合には3端子レギュレータなどを仲介させて入力させてください。
ドキュメント
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- &ref(): File not found: "ToneDecoder説明書_VerT1.00A.pdf" at page "MsFB/ToneDecoder";
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