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Ham

LNX-0720奮闘記

 Yahooオークションにて、LNX-0720 430MHz 直下プリアンプを入手した。
 価格 15500円! ちと高いけれど、まぁ妥協! 笑
 早速、動作確認を行い、問題ないことを確認した。が・・・しかし・・・

3月23日にアンテナ直下へ設置することになった。 最初は動いていたものの、動作しなくなってしまった。泣

LNX-0720 とは・・・

日本通信エレクトロニック株式会社JACOMで製造されたもの。 というのは、ちょっとだけ嘘で、元々はアンテンという会社で作っていたものを買収?したらしい。 アンテンの製品だった時は、fileGAM-0720 という名前だった。 ハムショップで確認したところ、LNX-0720も、fileGAM-0720も構成は変わっていないようだ。

そこで、分解を開始しました。

LNX-0720 分解開始

LNX-0720(1).jpg

ただのプラスネジかと思いきや、星型のネジです。 あんまり持っていないよね・・・ こんなネジ。。。 でも、自分は手持ちの星型ねじ回しがあったので、 それをつかいました。 ラッキー♪ 4個のネジを外します。

LNX-0720 の中身

LNX-0720(2).jpg

これが、開封した所です。 んー いたってシンプルかも♪ 右置くに見えるのが、9Vの三端子レギュレータ。 左手前に見えるのが、リレー。 真ん中の銀色の箱が、アンプ部分でしょうか。

ちっちゃな黒いトランジスタは、file2SC1318 が三個ほど。 シリコンモノリシックICが一つ file7WU04F

LNX-0720 故障箇所発見

7WU04F.jpg

7WU04Fはただのインバータ。Hを入力すると、Lが出力され、 逆にLを入力するとHが出力されるだけ。データブックからは そのように受け取れる。が。。。テスターで電圧を あたってみると、入力Hなのに、出力もHになっている。 これは・・・ 壊れたね。このIC。 そこで、データブックとにらめっこ。 このIC自体の電源の最大定格は、7Vまでと決められている。 でも、9Vで使っていた。 これって、定格電圧オーバーしてない?

LNX-0720 故障箇所代替回路発掘

57006987-s.jpg

7WU04F内の二回路分のインバーターを直列につないでいる。 H-L-H 又は、L-H-L となり、入力と出力の論理が同じになれば 良いだけだ。 それなら、トランジスタでつくっちゃえーー という事で、 手術開始! まずは、壊れていると思われる、7WU04Fを 半田こてで取り外します。 7WU04Fが付いていたパタンのうち、電源、グランド、入力、出力の 合計4本のリードを取り出します。私はLANケーブルを使いました。 結構強度があって、単線ですし、8本あるし♪ 使いやすいですよ!

早速、電源ON♪ 始めは、トランジスタの接続方法がいまいちで、 出力電圧が落ちてしまいましたが、この出力端子に9Vをかけると、 ばりばり動作することが分かりました。 ついでに、肝心なプリアンプとしての増幅性能を確認すべく、 無線機を接続。Sメータの変化具合を確認しました。 よかったー 生きてたー・・・

JACOM 問い合わせ中!

とりあえず、メーカに問い合わせました。 その対応の速さと言ったら、超敏速で♪ お友達感覚で、やり取りができました♪

問題のこういったICの使い方について、当時の設計者が居ないので 分からないという事でした。また、同様な故障は今まであるが、 それほど多いわけではないという事でした。 ICを送ってくれるなら自分で交換すると言ったところ、なんとICを 送ってくれました。

7WU04Fの入手

じつは、このICを入手するのは、非常に困難です。 というのも、なかなかばら売りしてくれる業者さんがいません。 1000個単位とかなら、取り扱ってくれます。

その中で、なんとかばら売りしてくれる業者をみつけました。

  1. 東名電子産業株式会社 なんと、実はあまり遠くない。車で1時間ぐらいの所。 結構丁寧に扱ってくれ、直接部品を取りに行けば、部品代だけで 済むということでした。
  2. サトー電気 いろんな取引が出来るようになっていて、便利です。 サトー電気さんは、問い合わせる度に、嫌な受け答えをされました。 メールの処理数がおおいので、こういった問い合わせは以後おひかえ くださいって・・・ 汗

結局、JACOMから部品を送って頂いたので、探すまでもなかったんですけど、 こういう買い方もあるんだなーって勉強になりました。

部品交換後の動作確認

入手した部品を、早速取り付けました。 期待と不安の中、電源をON! どうだああ? 消費電流をみると、160mA近く流れています。まずはいい感じ。 交換した部品の電圧をチェック。9Vの電源端子,入力端子に付加する電圧、 出力端子から出力される電圧をチェック。出力電圧は『8.4V』付近と なっていた。もしかしたらと思い、出力電圧を9Vまであげるべく、 ピンセットでVCCと短絡させてみましたが、増幅されるゲインには 影響ないようです。無線機のSメータに相違はありませんでした。 このぐらいの電圧で、問題ないようです。

さてこれで、終了です。 あとは、丁寧に蓋をとじます。 ふたのふちに、グリスのようなものが付いていました。 同じようなグリスを薄く塗り、蓋を閉じました。 4つのネジをまんべんなく ちょっとずつ締め付けます。 これで おっけー^^

(^-^)oイエイ♪ o (^-^)○ イエイ♪ プリアンプが元にもどりました。

今後のLNX-0720 シリーズの展開

JACOMの情報によると、 145MHz, 430MHz モデルはもう市場に出回ることは無いという事でした。 50MHzや 1200MHz モデルは在庫限りで販売中止ということでした。 非常に残念ですが、いたしかたありませんね。。。 量産の予定も無いということでした。 これらのプリアンプをお持ちの方、大切に使いましょうね♪

参考になったサイト

http://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame2/s02.html

実は・・・ 気になった事が一つ

もしかしたら・・・ 故障の原因となったのかもしれない取り扱いが あったので、あげておきます。実は・・・ このプリアンプには、PS端子とSTBY端子があります。 PS端子には、13.8Vをかけます。この状態でプリアンプが有効となります。 この状態で、STBY端子をグランドに落とすと、プリアンプがOFFとなります。 これが、正常時の動きです。

それが・・・ 実は・・・ PS端子に電圧を与えないで、STBY端子に 13.8V をかけてしまったかも 知れないのです。この状態でも、プリアンプ自体は動作していました。 ですが、しばらく過ぎると、上記のような状態になりました。

推測ですが・・・ STBY端子からに電圧で、ICの入力端子に電圧が印加され、 通常の流れる電流方向とは逆方向に流れ、VCC端子に電圧を印加しなくても 動作してしまったと考えられます。 但し、VCC端子は入力電流容量がそれなりに大きいですが、通常の入力端子 としては、少ないはずです。その少ない容量しか流せない端子にVCCの代わりを やらせてしまったのでは、当然ICは壊れますよね。 泣

『STBY端子に、どうして逆電流防止用のダイオード 入ってないんだよぉお。』 ダイオード自体は、数十円。たったこれ一つが入っていれば、壊れなかったのに なぁ・・・

今後、プリアンプを分解される方、是非わたしのようなお馬鹿をしないように してくださいね。笑

それにしても、7VまでのICに9Vかける事は、どうも気に入らない。 こういう設計はやめましょぉよぉおおおお ( ・・)-○))〜〜〜〜〜〜〜Ю☆ロケットパンチ!


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Last-modified: Tue, 27 Dec 2016 19:33:03 JST (754d)