Top > HT7750調査 概要これは、DTMF送信機で採用しようと検討中のDCDCコンバータの実力を実験により考察するものである。 目標
実際にDTMF送信機に接続してトライしてみた。
Lを並列にしてみた。
Lの容量が大きすぎるみたい。ショットキバリアを変えても変化なしでした。 ところでLを2本並列接続した場合の合成インダクタンスは、 L=L1*L2/(L1+L2) となりますので、これに当てはめると、 L = 100 * 47 / (100 + 47) L = 31.97 [uH] となりました。
電源ノイズ問題
オシロスコープでみてみると、確かに電源ライン(DCDCコンバータの出力ライン)にノイズが乗っていることが確認できました。
闇雲の手段として、NJM386のPin8をGNDに落とすことで、この音を低減させることが出来ました。でも若干音がでています。これはマニュアルに載っている正規のMUTE方法です。 PWR_LEDを制御している信号でMUTE出来ないか?NJM386をPin8制御するためには、0V or HIZ でなければなりません。PWR_LED端子は 0V or 5V ですからそのまま使用できません。ためしに Pin8に 5Vを加えたら、15mAぐらいの電流が流れました。(NG) 消費電流モニター音量を上げてゆくと消費電流が増し、200mAを越えた瞬間に電源が落ちた。待機電流 26mAだった。 待機電流算出実測値5V電源入力端の時の待機電流は 6mA だった。 2.4V電源出力端の待機電流は 26mAだった。 出力電力Pout = 6mA × 5V = 30.0mW 入力電力Pin = 26mA × 2.4V = 62.4mW 入力電流Iin = 62.4mW / 2.4V = 26mA 理論値電圧が 5/2.4(V) となり、変換効率 0.85(1.1764) Pin = 30mW × (5/2.4) × 0.85 = 53.1mW Iin = 53.1mW / 2.4V = 22mA 考察DCDCコンバータの基本的な考えとして、まず大元の電気エネルギーが変化するものでは無い。 入力の電圧を低くすれば、そのぶん電流が必要となり、逆に入力電圧を上げれば、電流が少なくてすむ。電圧と電流を入替えるのがDCDCコンバータと言える。 さらに 100% の変換効率はありえない。手数料がかかるわけだ。笑 これが変換効率で、実験で使用しているディバイスの代表値として 85% となっている。 理論値と実測値がほぼ一致した。 入力段のLの値によって電流が変化する。 L=''100uH'' の時には ''26mA'' L=''47uH'' の時には ''22mA'' L=''100+47'' の時には ''27mA'' Lの値を大きくしないと、負荷がかかった場合に電圧降下が生じるが、あまり大きくすると待機時や動作時の電流が流れるようになってしまう。 エネループで使用した場合電池維持時間 = 1900mAh / 26mA = 73時間 んー びみょー? まぁスイッチ付ければ・・・
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