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DTMF送信機

DTMF送信機(NJM386からトランジスタへ)

本ページの内容は、第三ロットで標準対応となりました。他の省電力型のアンプOICに置き換えました。

概要

  • これは、DTMF送信機のアンプ部分を簡易的なトランジスタ回路に置き換える改造の手順を示すものです。
  • この改造の趣旨は、DTMF送信機を電池駆動で持ち歩く場合、ハンディートランシーバ等のマイクにDTMF送信機を張り付けた状態でDTMF送信を行うものと考えられますので、大きな音量は必要無いという事です。(トーンダイヤラーの雰囲気ですね。) 音が小さくても良いから電池に極力負担をかけずに動作するもの!といった趣旨の元で改造を行っております。

以下の改造を行うと、スピーカ音量調整が無効となります。音量調整を行うと、音を大きくすると消費電流が増すので、固定としました。(トーンダイヤラーも音量固定だったと思います。)

メリット

  • 待機時の電流が減ります。

    NJM386だと3mAぐらい流れてしまいます。2SC1815に置き換えることにより、この余計な電流を流さないようになります。

  • 電池駆動に最適!

改造方法

  • 必要な部品
2SC18151本
抵抗 200オーム1本
抵抗 1kオーム1本
ジャンパー線5cmぐらい
  • 全体図

    まずは、全体的な改造ポイントを説明します。NJM386アンプを外します。VR1,VR2が付いていれば外しちゃいます。

    そのVR1かVR2が付いていたパタンのどちらかに細工をして、ここにトランジスタ回路を実装します。どちらでも良いのですが、

    下記の例は、VR2が付いていたパタンを使ってみることにしました。

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  • ピンヘッダを立てる。

    スピーカ接続用のピンヘッダを付けました。このピンヘッダの足の1本は、VR2の右パタンに半田付けします。もう一つの足は画像のように折り曲げておきます。

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  • 載せる部品を準備する。

    写真の例をみながら、トランジスタと抵抗2本とリード線を半田付けします。これぞ芸術作品! 笑 トランジスタは引っくり返して使います。

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  • 芸術作品を基板の上に載せる。

    まだ半田付けをしていないトランジスタの足があったと思いますので、その足をVR2の基板内側のパタンに半田付けします。

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  • もう一箇所半田付けします。

    折り曲げておいたピンヘッダと芸術作品の抵抗を半田付けします。画像の赤丸が書いてある所です。

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  • リード線を半田付けします。

    リード線を基板裏側に折り返し、画像のように半田付けします。

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    ご苦労様でした♪完成でーす♪

改造後の使い方

  • 以上の改造を行えば、例えば省電力重視で使用したい場合には、今回追加したピンヘッダにスピーカを接続すれば良いですし、もし将来的に、電源の余裕があり、もっと大きな音をだしたい場合には、NJM386をソケットに入れて、今までのスピーカ接続端子を使用すればよくなります。要は、必要に応じて、簡単に切り替えることが出来るようになった訳です。

どっこいしょ


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Last-modified: Tue, 27 Dec 2016 19:32:49 JST (2671d)