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DTMF無線遠隔コントローラ開発
概要
思い立ったのは、初めてのAPRSデジピータを設置した時でした。439MHz帯のレピータ局舎の中を覗いたときに、DTMFを使って、同軸リレーをON/OFFさせたり、レピータ装置の電源をON/OFFできるようになっていた。なんだかふるーいすばらしいDTMFデコーダ回路を使っているようで^^ もうちょっと単純でかわいいDTMFを使った遠隔操作コントローラを作ってみることにしました。ということで、PCも使わなければインターネット回線も使用しないものを考えています。(2007/10/05)
- インターネットを使ったノードが増えている。しかしずっと目の前に要る事は少ない。いざインターネットが使えなくなってしまったとき、ルータがハングアップしたとき! さてあなたはどうする? DTMF遠隔コントローラが導入されていれば電波が届く範囲の中で電源をON/OFFする事ができて、現地まで立ち入る必要が無くなると思われる。
例えば鍵がかかったビルの中にWIRESサーバーがあって、何らかの際にハングアップ。通常はVNCで入れるはずが入れない。サーバが置いてある部屋は鍵がかかっていて入れない。そんな経験は無いだろうか? 何とかして部屋に入らねば・・・ そんな時に、外からハンディートランシーバ一つでルータの電源をON/OFF。ついでにPCの電源もON/OFF。無事再起動が出来る。
- 山の上にAPRSデジピータを設置する例も多い。雷が来たとき、止めたくなりませんか? または、何らかのトラブルで無線機の周波数がメインになってしまったとか、電波が出っぱなしになってしまったとか。とにかく電源を落としたい。そんなときに、このDTMF遠隔コントローラが導入されていれば、手元で山の上にあるデジピータの電源をON/OFFする事が出来る。
- アマチュア無線を使ったものにかぎらず、特定省電力トランシーバでも制御する事が可能! これは適用範囲が広いと思われます。
目的
遠隔地に設置した端末等を電源ON/OFF等を可能とすることにより、メインの装置を保護したり、混信時に電源をおとしたりすること。
アプリケーション例
- 遠隔地のレピータ装置の電源をON/OFFする。同軸リレーのON/OFFを行う。
- 遠隔地のPCの電源をON/OFFさせる。
- 遠隔地の照明のON/OFF
とにかく何でもスイッチできるようになるべした♪笑
何をON/OFFさせるかは、あなた次第。
- アマチュア無線や特定省電力トランシーバをつかって、DTMFコードを送信する。
コントローラの構成
コントローラ基盤の構成
- 入力
無線機からのスピーカ出力をAF入力として入れる。
- DTMF解析
PICマイコンを使用し、DTMF解析を行う。(汎用DTMFデコーダICは使用しません!)
- 出力ポート制御
PICマイコンを使用し、ポートの制御を行う。
- ポート数
今のところ未定だが、8ポートぐらいはコントロールしたいなぁ。
- DTMFコード設定
RS-232Cを使って、PICとパソコンを接続し、自分が好きなDTMFコード列とポートの制御を設定することが出来る。(設定ツールを開発予定。)
- 稼動状況表示LED
- アンサーバック機能
DTMFコマンドが認識されたかどうか出力する。PICマイコンのPWM制御出力をAF出力として、無線機のMIC端子に入力する。
- 現在のON/OFF状態を問い合わせるDTMFコマンドも出来ちゃうかもね。
- トーンスケルチ機能
あるトーン周波数をのせたままDTMFを押さないと反応しない機能。性能はいまいちかもしれないけど、できちゃうかもね。
スイッチ基盤
コントローラ基盤からの信号は 0/5Vの信号で電流もあまり流せない。そのため、このスイッチ基盤によりリレー等を稼動させ、端末の電源を制御する。
AC100V用、DC12V用ぐらいに分けたほうがいいかな。(要検討。)
開発状況
- 2007/10/05 立案
全体構想をねりねり中。
部品