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液晶用バックライト交換

概要

ソフトウェア設計用として良く使用しているノートパソコンがDELL Inspiron 700mである。とても軽くお腹の上にのせて、ソフトウェアのコーディングが出来る。(笑) さて先日、実家で光を引くということでノートPCを買って欲しいと依頼があり、VISTAが搭載された新しいPCの電源をいれてみると、まぶしいほどの輝きでとても驚いた!あれ?自分の Inspiron 700m はどうしてこんなに暗いんだろうと思うようになった。輝度調整は最大にしても、夜は全然まぶしくなく昼間では輝度が足りなくて全然見えない。新しいPCはばっちりみえる! これはもしかして、液晶用バックライトの寿命か?と思い、値段もそんなにかかる代物ではなさそうなので、トライしてみることにした。

交換するノートPC

バックライト

  • バックライトについて、Wikipedia では以下のように紹介されている。
    Wikipedia-バックライト
    Wikipedia-冷陰極管
    ノートパソコンでは、エッジライト方式というものを採用しているみたいだね。アクリル製の導光板内に導かれた光をアクリルの全反射を用いてアクリル全面に導くそうだ。へぇー^^
  • 冷陰極管 CCFL というそうだ。オークションで入手できる。1本600円だった。
  • EC Directで購入した。
    &ref(): File not found: "600x300-1200583781075165_2.jpg" at page "液晶用バックライト交換";

  • 長さがまちまち。しっかり計ってから注文を行う必要がある。計るためには、PC本体を分解する必要があるわけで・・・ ^^;; 外側から液晶のサイズを測っても、実際には違う長さの冷陰極管が使われている可能性があるらしい。
  • 実測してみたところ、270mmであった。でも販売しているのはもっとも近い長さは273mm。ん・・・ 計測ミスかなぁ・・・販売店に相談してみたところ
そのまま取り付ける場合、液晶パネル内に組み込めないことも
十分考えられます。無理をして押し込むと割れてしまいますので
液晶の枠を加工し広げるなどし、取り付けるようにしてください。
(そのままでも組み込めるようでしたら加工は必要ありません

という事だった。あとはやってみるしかない。

  • こんな感じで折曲がらない状態で届いた。
    IMG_3124.jpg
  • 640Vで稼動するそうな。寿命は50000時間とな。

寿命なのか?

  • 製品の仕様から、何ヶ月で駄目になるのか計算してみた。
    50000時間=2083日(50000/24[h/day])
    =69.4ヶ月(2083/30[day/month])
    =5.7年(69.4/12[month/year])

んー さすがにこのノートPCを買ってから5.7年は過ぎてないぞよー^^;;購入からまだ2年ぐらい。
この製品仕様の 50000時間であるが、明るさが半減するまでの時間だそうな。んー微妙・・・ ちょっと期待は薄いが、やってみよう・・・ (ヘコム)
っていうか、修理にだしても良いんだけどねぇ。折角だから自分でやってみたくてね♪

  • 気になる記事をみつけた。
    ユーザーによっては、少し暗めで使用していれば、
    寿命はさらに伸びます。
    ただし、冷陰極管は家庭で使われる蛍光灯と同様、
    オン・オフを繰り返すことで管の内部が黒くなり、
    暗くなることがあります。こうなると、
    規定の寿命時間までは持たなくなります。

最近のノートPCは省電力が考えられており、少し手を離しているとすぐに液晶の電源が切れる。ということは、ON.OFFの回数はものすごいはず。ということは期待が高まるのである!

分解手順

なんと、DELLのサポートのページに行くとかなり良い所までの交換手順が載っている。

  1. 液晶パネルカバーを外す
    IMG_3125.jpg
    ACアダプタを抜き、バッテリー抜き、次に液晶パネルのカバーを外す。液晶パネルのカバーを止めているねじは灰色のラバーの下に隠れている。精密ドライバーでこじると簡単にラバーが外れる。たいていの場合、一つぐらいはラバー以外の所に隠れているので、要注意。慎重に作業しよう♪

  2. バックライトインバータ発見!
    IMG_3126.jpg
    右と左に丸いスピーカが見える。その間にあるのが、インバーター回路だ。冷陰極管を点灯させるために640Vもの高圧をここで作り出す。ここから、白とピンク色の2本のケーブルが出ており、冷陰極管の両端に接続されているのが解かる。

  3. 冷陰極管取り付け部分
    IMG_3127.jpg
    これが、冷陰極管の端を拡大したものである。配線を格納するためのガイドが付いている。このガイドからリード線をはがしてゆく。
    IMG_3128.jpg
    反対側も同じようにリード線をはがしてゆく。

  4. 冷陰極管を取り外す!
    IMG_3129.jpg
    液晶パネルの裏側をみると、横長の金属部品が貼り付けてあった。この金属部品の上に金属製のシールのようなものが貼り付けてあったので、これを丁寧に外す。この金属部品の中に、冷陰極管が入っていた。
    IMG_3130.jpg
    これが、待望の冷陰極管だっ!
  5. 冷陰極管の目視確認!
    IMG_3131.jpg
    左にあるのが、今まで使っていたもので、右にあるのが新品である。左側のほうが全体的にも黒っぽく、さらに端子の付け根に近いところが黒ずんでいるのが解かった。
  6. リード線を外す。
    IMG_3132.jpg
    ニッパーでリード線を切り取り、今まで使っていたラバー製品を再利用します。慎重に作業してください。ちょっと力をいれると、簡単に折れます。私は今まで使っていた冷陰極管をこの時点で折ってしまいました^^;; 結構あっけなく折れます。切り取ったリード線は末端処理をして、半田を少しだけ盛っておきます。
  7. 冷陰極管に小さい輪をつける。
    IMG_3133.jpg
    みえるかなー。冷陰極管の真ん中当たりに何かあるでしょ。ゴム製品の様でした。今まで使っていた冷陰極管から取り外し、新しい冷陰極管に入れ込みます。
  8. 冷陰極管にリード線を半田付けする。
    IMG_3134.jpg
    写真のように半田付けします。

    IMG_3135.jpg
    半田付けがおわったら、ラバー製品を引き寄せて、写真の様になります。
  9. 冷陰極管を金属部品に取り付ける
    IMG_3136.jpg
    元々ついていた金属部品の中に、冷陰極管をはめ込みます。そーーっとね。
  10. 後は逆順ではめ込むだけ・・・
    IMG_3137.jpg
    と思っていたら、問題が発生しました。例の冷陰極管の長さが、やはり3mm程長くて入らないという事です。カバーはやわらかい樹脂や柔らかい金属で出来ているため、加工するのには好都合で、写真の様に加工してみました。リード線をガイドにはわせて、どんどん組み上げます。
  11. 金属性シートを張る
    IMG_3140.jpg
    金属製シートを張ります。単に適当になると、後で嫌な羽目になります。明るさにむらができてしまうのです。構造をよくよくみると、冷陰極管を押さえている金属部品なのですが、とっても肉厚が薄くヘロヘロの金属です。取り付けは両端に小さなねじが一つずつあるだけで、中央部分にはなにもありません。この部分がヘロヘロになり、取り付け部分との間に隙間ができます。この隙間が明るさのむらが発生する原因です。これを回避するために、この金属製の部品は実は糊付けされていました。あまり強い糊ではまた外すときに困ってしまいますので、程ほどの粘着性をもったものが良いと思います。この接着が完了した後で、金属製シートを張り、光が漏れないようにしているのでしょうかね。しっかり張りましょう。
  12. 完成!!
    IMG_3149.jpg
    無事完成しました!問題の明るさの変化ですが・・・ 実は変化ありあり! 夜は最大輝度で使っていたはずなのですが、交換してから、一つ下かもう一つ下で使えるようになりました。

編集後記

液晶用のバックライトで使用している冷陰極管の寿命は5万時間と言われるが、この数値は多分、高音多湿を避け一定温度や一定湿度下での連続点灯状態での事ではなかろうか。実際には、点灯消灯を繰り返すわけで、自分の場合には 省電力設定を 3分でバックライトの電源が切れるように設定していた。地球のエネルギーを限りなく最小限にするために配慮したのだ。ちょっと離れると直ぐにディスプレイの電源が切れる。実はこれが冷陰極管にとっては大きなダメージを与える元になっていたのではないかと推測される。あまり頻繁にON/OFFすることにより、一長一短となっていたように思える。

冷陰極管の交換については、相当なレベルの熟練の技が必要で、間違ってもはじめて半田を握った方がやるべき内容ではない。かなり細かい作業が多数あり、中級者や上級者向けの作業といっても過言ではないだろう。こまかいねじが一杯出てくる。一つ残らず組み上げるためには、外すときからそれなりの工夫をしながら作業を行う必要がある。冷陰極管はちょっとした力で、簡単にぽちっと折れてしまうので、最新の注意を払う必要がある。初めて交換する場合には、1本余計に注文しておくことをお勧めします。

最後に、昼間使えなかったノートパソコンが、たった600円の部品代でばっちり使えるようになって、とってもよくなったー♪ 色々勉強にもなって大きな収穫でした。


どぞー♪

  • おー、実家でも寂しい思いしなくて楽しみ、CM中パソコンからです、我が家もWiRES用NECノート2台、交換時期が来ているようです。参考になりましたよ。風邪オダイジニ。 -- JA6DWF 2008-03-13 (木) 11:16:57
  • 購入したパソコンはSONYのバイオにしたんです。カメラもマイクもスピーカもついてて、そのままテレビ電話ができちゃいます。本当はあまりこういうパソコンじゃないほうが・・・って思ったけれど、初心者向けのパソコンとしてはまぁいいかなーとおもってねー♪ バックライト交換はそう難しくなさそうです。あえていうならば、小さいねじがたくさんあるので・・ なくさないようにしないと・・・ すっごくちっこいです^^;;; -- JM7MUU 本田 2008-03-13 (木) 17:10:10
  • 寿命の計算で日数を月数で割ったところが1桁違ってますよ。5.7年年で明るさ半減なら2年ちょっとで気になってもおかしくないですね。 -- まりす 2010-03-02 (火) 14:19:34
  • あらほんとうですね。早速なおしておきました。ご指摘ありがとうございました。5.7年ですね。 -- JM7MUU 本田 2010-03-02 (火) 14:47:54

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Last-modified: Tue, 27 Dec 2016 01:34:03 HADT (937d)