Top > トーンスケルチ回路の実装(PIC16F88) トーンスケルチ回路の実装(PIC16F88)最新記事は トーンスケルチ回路の実装(PIC18F452)へ。 概要トーン周波数を判断するチップがなかなか手に入らない。そこで PIC16F88 を 使用して、トーン周波数を判定する回路が実現できるか調査した。 PIC16F88 を選んだ理由
PIC16F88 の主な仕様
A/D変換に必要な時間A/D変換の実行には、11Tad かかる。
変換後のサンプリングスイッチがとじるまでに、2Tad かかる。
A/D変換クロックは、8Tosc。内臓4MHzクロック使用時、
A/D変換を1回おこなうために必要な時間は、
46usec 必要となる。これは、21739.13043[Hz]となる。 この信号に、トーン周波数だけ通過するようなLPFを通し、 デシメーションを行う。 0〜300Hzぐらいまで通すようなLPFを設計する。 フィルタ設計ツール
フィルタ設計事例A/Dの サンプリングレート FS が 11kHz の場合、 テスト信号発生ソフト参考資料直交変調器┏━━━━┓ I(t) ──→┃I変調器┃──────┐ ┗━━━━┛ | ↑cos | ┏━━━┓ | ↓ ┃搬送波┃──┤ ┏━━━┓ ┗━━━┛┏━━━┓ ┃搬送波┃─→ 直交変調波 ┃位相器┃90° ┗━━━┛IQ(t) ┗━━━┛ ↑ ↓-sin | ┏━━━━┓ | Q(t) ──→┃Q変調器┃──────┘ ┗━━━━┛ 直交変調器 トーン解析ソフト
2段のフィルタ構成で、トーン解析ソフトウェアの動作確認済み。 フィルタ係数とデータ領域フィルタリング演算を行うためには、タップ領域と
シフトレジスタ用の領域が必要となる。
96タップの演算をおこなうために、必要なデータ領域は 96×2 = 192 となる。
BANK2 と BANK3 を使った。
試しにFIRフィルタ処理速度をシミュレータで測定した所、
9.18ms(Clock20MHz)かかった。1tap 95.5us かかっている。
A/Dのデータは、10kHz(0.1ms)毎に取りに行かなければならない。完全にOUT!
A/Dのデータを取得しながらフィルタリングは無理。
30tapぐらいなら可能かもしれないが、十分は周波数特性を得られない。 一旦、A/Dのデータを内部RAMに格納した後、フィルタリング処理を行うしかない。
が、メモリ領域が足りない。。。 代替PIC調査
この中でも特に、PIC18F452−I/P は Wrtitter V4.0 で 対応されている。 1536byte あれば、何とかなるか? |